新札発行/道南では総額78億円
update 2004/11/2 10:06
20年ぶりに新札が発行された1日、道南の金融機関に紙幣を供給する日本銀行函館支店も、通常より3時間早い午前6時から営業を開始。初日は12の金融機関に78億円が支払われた。額面ごとの枚数は、1万円が64万枚、5000円が14万枚、1000円が70万枚の合計148万枚だった。
午前6時にいち早く受け取りに訪れた金融機関は、14億2000万円を引き出した。新紙幣は、紫やオレンジ色などのカラフルなテープで完封され、ビニール袋に入った状態で渡される。係員が「合計1億4000万円なり」などと、固まりごとに金額を確認。手早く袋に入れ、現金輸送車に積み込んだ。同支店は、1カ月で昨年同月の2倍となる、450億円の支払いを見込んでいる。
市内の金融機関には、いち早く新しい紙幣を見たいという市民が、貯蓄の引き出しや両替に訪れた。函館中央郵便局(同市新川町)では、両替専用窓口を設置。正午ごろに訪れた函大付属有斗高校2年の伊藤賢一君(17)は「今朝のニュースで今日が発行日だと知った。見慣れないせいかおもちゃみたいだが、家族に見せたい」と満足の表情で窓口を後にした。
提供 - 函館新聞社
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