改正道交法施行/運転中の携帯使用、道南でも取り締まり

update 2004/11/2 10:06

 運転中に携帯電話を使っただけで罰則が適用される改正道路交通法が1日、施行された。携帯電話を「手に持ち」、通話やメール送信をすると、反則金は普通車で6000円となる。函館市内でも初日から道警函館方面本部が一斉取り締まりを行うなど、規制は着々と強化されている。

 これまでは、走行中の携帯電話使用の罰則は「交通の危険を生じさせた」場合に限られていた。しかし、電話の使用に関連する交通事故が増加傾向にあることなどから、同法を改正、厳格化する流れとなった。

 改正を受け、携帯電話を手に持ち使用しているドライバーを、警察官が確認した時点で摘発できることに。普通車以外の反則金はミニバイク5000円、大型車7000円で違反点数はいずれも1点。反則金を支払わないと5万円以下の罰金が科せられる。

 同市駒場町のJRA函館競馬場付近では、同本部交通機動隊8人が取り締まりを実施。同法の趣旨を周知徹底させる狙いで、携帯電話を使用し走行するドライバーを次々と摘発していた。

 一方、携帯電話を手に持たず通話可能な「ハンズフリー」装置は規制対象外。カー用品を扱うジェームス本通店(同市本通3、井村俊之店長)では、10月ごろから売り上げが急伸したいう。同本部交通機動隊の松村三男中隊長は「ハンズフリーでも注意はそがれる。走行中の携帯の使用は控えて」と運転手に呼び掛けている。(上杉幸生)

提供 - 函館新聞社



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