「市民はけちくさい」発言で中江氏が市議団長を辞任
update 2004/11/2 10:05
公明党函館市議団は1日、政務調査費に関する民事訴訟での発言をめぐり、中江捷二氏が団長を辞任したと発表した。中江氏は同日、市議会民生常任委員会副委員長あてに委員長の辞職願も提出、5日の委員会で許可される見込み。また、公明党道本部も2日に規律委員会を開き、同氏の処遇について検討する。
函館市役所で行われた記者会見で、同市議団幹事長の瀬尾保雄氏は、中江氏から10月30日に辞意が伝えられ、市議団として同31日、辞任を認めたと説明。「(中江氏は)市民に誤解と不審を与え、深く反省している」などと話し、後任は瀬尾氏が幹事長と兼務するとした。
中江氏は10月27日に函館地裁であった口頭弁論で、調査費の使途について「裁量権をせばめるような市民はけちくさい。信用できなければ選挙で落とせばいい」などと発言。支持者らから同氏や市議団らへ、抗議や苦情が相次いでいた。
会見に中江氏本人は欠席。発言の真意について、函館新聞の取材に対し、同氏は「ノーコメント」としている。
中江氏は市議団長を2001年5月から、同委員会委員長を03年5月から務めていた。
提供 - 函館新聞社
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