男女共同参画フォーラム/実質的平等社会構築を
update 2004/10/31 18:42
はこだて男女共同参画フォーラム2004(はこだて男女共同参画フォーラム主催)が30日、函館市内のホテルロイヤル柏木で開かれ、日本経済新聞編集局編集委員の鹿嶋敬さんが講演した。女性を中心に約200人が、鹿嶋さんの話に耳を傾けた。
演題は「男女共同参画を築くために」。鹿嶋さんは、ジェンダー(文化的社会的性別)の理解について、「否定するつもりはないが、男が主で、女が従という階層性を助長し、どちらかの性に不利な働きをする場合がある」と指摘し、建前でなく、実質的な男女平等社会の達成を訴えた。
また男女共同参画条例の制定については「女性団体との関係を密にし、地域の特性や問題点を見極める必要がある」と述べ、函館市をはじめ各地で制定が進む同条例についてアドバイスした。
また、不況下での雇用形態の多様化やフリーター増加などの社会背景、女性の不安定な雇用環境に触れながら、非婚や少子化問題と男女共同参画とのかかわりを分かりやすく説明した。
鹿嶋さんは、内閣府・男女共同参画会議専門委員でもあり、「男女共同参画の時代」など多数の著書がある。
提供 - 函館新聞社
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