各所で新札対応
update 2004/10/30 11:19
1000円、5000円、1万円の新札が11月1日に一斉発行されるのを前に、函館市内でも現金自動預払機(ATM)や券売機、両替機などの識別対応が進んでいる。交通機関など一部では間に合わない所もあるが、順次、識別システムを変更していく。市場での新札への完全切り替えは2年ほどかかるとみられる。
道南への新札供給は、日銀函館支店を通して行われる。同支店は発行日当日、営業開始時間を3時間早めるため、ほとんどの金融機関で、営業開始時間の午前9時から、窓口で新札を手に入れることができる。
市内の各金融機関は、一部を除き10月中旬までに各支店のATMや窓口の紙幣識別装置などの機器の取り換えや、プログラムの変更などを終えた。函館信用金庫(同市大手町)では、1支店当たり1基のATMを新札対応に。「機械部品などを2年前から徐々に変更してきた」という。当日は「新札でも特別扱いしないので、預金引き出しなどで新札をお渡しできるのは午後から」と説明する。
券売機や両替機でも準備は進んでいる。JR北海道函館支社は、来春に券売機を撤去する江差駅を除き、管内の14駅、16台の券売機の部品を取り換えた。
ゲームセンターの両替機は、識別部品を交換し、「新紙幣対応の張り紙をする」(市内のチェーン店)という。
一方、道南唯一の乗り合いバス事業者の函館バス(同市高盛町)は、車内両替機が間に合わない。メーカーへの注文が殺到しており、順番待ちだ。全287車両で紙幣識別システムの変更作業が終了するのは年明けになる見込みで、費用は約3000万円。それまでは乗務員が対応する。
提供 - 函館新聞社
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