函館市競輪運営協議会…競輪事業改善に向けて

update 2004/10/30 11:19

 函館市競輪運営協議会(会長=古川雅章・函館商工会議所専務理事、委員12人)が29日、市営競輪場で開かれた。委員が4人から12人に増えて最初の会合で、市側は赤字転落の危機にさらされている競輪事業の改善に向け、協力を求めた。

 あいさつした西尾正範助役は「赤字になると、やめた方がいいという議論が出てくる。忌憚(きたん)のない意見を出してもらい、事業を上向きにしたい」と、活発な議論に期待した。

 この日は、2003年度と04年度の事業概要が説明された。04年度の決算見込みによると、函館競輪は7億8333万円の赤字で、函館開催以外の競輪による黒字7億8477万円で144万円の黒字を確保するという。

 説明した酒井哲美競輪事業部長は「いまのままでは、来年度予算は赤字予算になりかねない。何とか工夫していかなければ」と、新年度予算が赤字編成となる可能性をほのめかした。

 同協議会は2002年4月から委員4人で構成。しかし、売り上げ増、集客アップに向け、幅広い意見を集約すべきだ、という市議会の助言を受け、8人増で協議することになった。今後、事務局側の案を同協議会に示して改善案を練り、具体的な方策を立てていく。次回は11月下旬の予定。(吉良 敦)

提供 - 函館新聞社



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