「注意してほしい」義援金詐欺が出没

update 2004/10/30 11:18

　函館市職員をかたって、新潟県中越地震の義援金を求める詐欺行為が函館市内であり、市福祉部は注意を呼び掛けている。

　市によると２４日、同市中道在住の一人暮らしの女性（７５）宅に、５０代くらいの男から電話があり、「亀田支所の福祉の仕事をしている者ですが、新潟県中越地震災害被災者に対する義援金をお願いします」と言って、募金を持ち掛けた。女性が「そんな余裕はない」と断ると、そのまま電話を切ったという。さらに２８日、この女性方へ今度は市亀田支所福祉課職員を名乗る若い男から、義援金の振り込みを依頼する電話があった。不審に思った女性が「支所に電話して確認します」と言うと、電話が切れたという。女性が２８日に市に連絡し、発覚した。２９日夕方現在、市に寄せられたのは、この女性からの相談だけだとう。

　市では、日本赤十字社北海道支部函館市地区事務局を通じ、義援金を郵便振替か窓口への持参で受け付けており、「戸別に義援金の依頼は行っていないので注意してほしい」と呼び掛けている。

提供 - 函館新聞社

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