高盛飛鳥が優勝―全道ソフトバレーボール小樽大会レディース部門
update 2004/10/30 11:18
このほど小樽市で行われた、2004年度ブロックフェスティバル全道ソフトバレーボール小樽大会(日本バレーボール協会、日本ソフトバレーボール連盟主催)のレディース部門で、高盛飛鳥が2回目の優勝を飾った。大会では日ごろ練習で使用するのとは違うボールで感覚をつかむのに苦労したが、徹底した基本練習で身につけた多彩な攻撃を武器に予選・決勝リーグとも全勝で頂点に立った。メンバーたちは「若手中心の強い道央勢を破ることができてうれしい」と喜びに沸いている。
同部門には全道から9チームが出場。昨年度の同大会は年齢別に分かれており、高盛飛鳥は40歳以上の部門で優勝を飾ったが、ことしは全年代共通だった。創部から約10年。「メンバーは当初からほとんど変わらず年齢も重ねているので、競技経験のある若手との対戦はプレッシャーもあった」とエースで主将の山根政子(44)は振り返る。
加えて試合では練習とは違う他メーカーのボールを使用。攻撃の柱・山根主将のスパイクは当初アウトになったり、逆に後方からではネットにかかった。3チームによる予選リーグの初戦・T―kids(札幌)戦では最初のセットを落とすなど、波に乗ることができなかった。
「とにかくボールに触った」と試合の合間の猛練習で急きょ感覚をつかみ、予選リーグを辛くも2戦全勝でクリア。決勝リーグの最終戦、はまなす・かぐや(恵庭)との試合では相手の粘り強いレシーブの前に第1セットを奪われたものの、第2セット以降は2アタックや得意の速攻など持ち前のバリエーションのある攻撃で2セットを連取し2戦全勝で優勝を勝ち取った。
週2回の練習は、かつてはゲーム中心の内容だったが、現在はアタック、ブロックなど基本プレーを徹底するメニュー。山根主将は「劣勢になっても落ち着いて自分たちのプレーができたのは、日ごろの基礎練習が生きたおかげ」と、充実感を見せる。
波に乗るチームは、翌週に函館で行われた北海道レディースソフトバレーボール親善大会でも優勝し、2週連続Vを達成した。今後も年1回は全道規模の大会に挑戦するつもりで、選手たちは「優勝を目指したい」と、より一層練習に熱を入れている。
提供 - 函館新聞社
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