桧山管内台風被害、農業被害は7億円超

update 2004/10/29 11:20

 【江差】8、9月に檜山管内を襲った3個の台風による農業被害の総額が7億6664万円に及ぶことが分かった。27日に江差町内で開かれた第3回農業気象営農対策協議会(檜山支庁主催)で、檜山支庁農業振興部が報告した。

 管内では今年、15号(8月20日)、16号(同31日)、18号(9月8日)と相次いで台風に見舞われた。中でも9月の18号は管内農業に大きな打撃を与えた。

 被害を受けた農家は、管内10町で1322戸、農作物の被害面積は4452ヘクタールに及び、被害額は4億7655万円。営農施設の被害は1313棟、被害額は2億8913万円に上った。

 作物別の被害額は、大豆1億9480万円(被害面積1879ヘクタール)、小豆9494万円(同761ヘクタール)、水稲は5855万円(同1983ヘクタール)、デントコーン1890万円(同131ヘクタール)だった。

 農作物、営農施設の被害を合わせた被害総額を町別でみると、管内北部の今金町が2億3333万円で管内最多の被害で、北檜山町も2億3223万円の大きな被害を生じた。同じ北部の大成町は447万円、瀬棚町1106万円だった。

 管内南部では、厚沢部町が1億6755万円と最多、江差町3970万円、上ノ国町4184万円、乙部町2237万円、熊石町949万円。奥尻町は362万円だった。

 檜山北部・南部両農業改良普及センターは、台風18号では海岸に近い地域で塩害の影響により、水稲やキュウリなどの野菜類が生育を止めたり枯死するなどの被害を生じたと報告した。

提供 - 函館新聞社



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