全日本居合道大会女子三段の部で大沢さん優勝
update 2004/10/29 11:20
このほど大阪で開かれた「第12回全日本居合道段別競技大会」(全日本居合道連盟主催)で、函館居合道連盟国井道場(国井しゅうめい会長)から北海道地区代表として出場した2選手が好成績を収めた。個人戦の女子三段の部で大沢久子(40)が優勝、同錬士の部で国井江利香(29)が3位に輝いた。両選手が参加した団体戦では前回に続いての準優勝。初の監督を務めた国井会長は「男性にも負けない気迫を前面に出し、めりはりのある技を出せた」と2人の奮起に喜びを見せている。
大会には全国10地区から約600人が参加した。競技は団体戦と男女別の個人戦を三―六段、錬士の部に分け行われた。北海道からは函館からの2人に、札幌と千歳の3選手を加えた、計5人で臨んだ。
大沢は練習では動作に細かなミスが目立っていたが、毎日のけいこと終わってからもイメージトレーニングをこなすなどしていた。「緊張でのどは渇くし、手のひらに汗をかいた」と言いながらも、第一投に神経を集中して技が雑にならないように心掛け、初めての参加とは思えない堂々とした演舞を披露した。大沢は「あっという間に時間が流れた。初参加で結果を出せてうれしい」と笑みをこぼす。
前回の大会では個人戦で思わぬ初戦敗退を喫した国井江利香は、リベンジを誓っての参戦。「形だけにならないように」と初戦から強弱のはっきりした切れのいい技を出し順調に勝ち進んだ。しかし、最後の試合で技の覚え違いによる思わぬ減点で3位にとどまった。国井江利香は「これをばねに来年は必ず優勝したい」と雪辱を期し、練習に力を入れていく。
2人の活躍は同道場に約30人いる選手たちの励みとなっており、国井会長は「将来は地区代表を函館勢で占め、全国制覇できれば」と道場のさらなる発展を期待している。
提供 - 函館新聞社
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