11月から給食にクジラ肉メニュー登場
update 2004/10/28 11:06
函館市内の小中学校で11月から、給食にクジラ肉を使ったメニューが登場する。ことし4月、27年ぶりに、クジラ肉メニューが試験的に提供された小中各1校を含む、小学校40校、中学校22校で献立に上る。
クジラ肉の食文化の伝承を目的に、郷土料理を給食に取り入れる観点から実施。メニューは、前回同様の「クジラの竜田揚げ」で、11月22日の小学校6校を皮切りに、3月まで順次、提供される。
クジラ肉はことし3月末、函館港に初入港した鯨類調査船団(第17回南極海産ミンククジラ捕鯨調査船団)の調査母船「日新丸」(7638トン)が持ち込み、市内の冷凍庫で貯蔵されていた。
4月に試行されたのは函館万年橋小と函館湯川中で、クジラ肉の購入方法や調理方法を検証するのが目的だった。市教委学校給食課が行ったアンケートでは「おいしかった」と子供たちの評判も上々。9月に、函館市学校給食会が管理者の日本鯨類研究所から、約1・2トンを調達した。
鯨食の普及を進める函館くじら普及協議会の藤原厚会長は、「クジラ肉を食べる函館の食文化が復活して喜ばしい。今後は毎月の実施や、道南全体での提供を実現させたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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