函館統計・情報センター・作付面積と予想収穫量
update 2004/10/27 10:31
農水省函館統計・情報センターは26日、渡島、檜山管内の2004年産米の予想収穫量(15日現在)を発表した。冷害で凶作となった昨年を大幅に上回り、渡島は前年比2・35倍の1万5700トン、檜山は同2・45倍の2万2300トン。10アール当たりの平均収量(反収)も、渡島が498キロ(平年482キロ)、檜山が511キロ(同494キロ)となり、ともに4年ぶりに平年を上回る見通し。
作況指数(平年作=100)は、渡島が「103」で、檜山が「104」となった。ともに道内平均の「98」を上回ったものの、14支庁管内では、渡島は7位、檜山は6位だった。
同センターによると、7月下旬から8月中旬の出穂・開花期や初期登熟(もみの成熟)期に高温が続いたことなどから、実のなり具合(稔実)も良好という。もみに実の入らない(不稔)割合も両管内とも10%未満となり、昨年の渡島39%、檜山46%より大幅に低下した。
懸念されていた台風による被害は、稲穂が倒れる倒伏やもみが落ちる脱粒が見られたが、同センターは「収量は順調。品質もいいのでは」と話している。
また、コメ粒の厚さをみると、2ミリ以上の粒が占める割合は渡島が86・4%(ここ3カ年平均値60・7%)、檜山が80・3%(同61・9%)。水稲の作付面積(青刈り面積を除く)は、渡島管内が前年比30ヘクタール増の3150ヘクタール、檜山管内が前年比60ヘクタール増の4360ヘクタールだった。
提供 - 函館新聞社
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