江差いにしえ街道、来月から全区間で対面通行
update 2004/10/26 10:07
【江差】1996年にスタートした、江差町の「いにしえ街道」(歴まち地区)の整備事業が完了し、11月1日午前9時半から全区間で車両の対面通行が実現する。
姥神大神宮の社務所移設工事が始まり、車両がすれ違うことができる道路幅が確保されたことから、全区間の対面通行が決まった。
これまで北向きの一方通行だった、同神宮前から東本願寺江差別院までの約650メートル区間が、新たに対面通行となる。既に整備を完了した区間とともに、総延長1090メートルの同街道全体が対面通行となる。街道沿いの交通アクセスの改善に伴い、観光客や地元買い物客の入り込み増加も期待されている。
対面通行の開始に伴い、江差郵便局方向から、国道沿いの「壱番蔵」方向には右折できなくなる。交差点での一時停止など、通行方法が変更されるため、町は「走行に注意してほしい」と呼び掛けている。当日は江差署員らが事故防止の警戒に当たる予定。
同街道の整備事業は89年、道の戦略プロジェクト「歴史を生かすまちづくり」のモデル地区に選定。「歴まち事業」の愛称で基本構想の検討が進んだ。町は整備事業が始まった96年に「ふるさと江差の街並み景観形成地区条例」を制定。歴史的景観の保全・整備を基本方針に掲げ、沿道にあった明治から昭和初期の商店や土蔵を、移転補償金を活用して保存・復元を行った。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。