市が補助金を出すイベントの集客は約4万人

update 2004/10/25 10:17

 函館市が補助金を出す商店街と市場によるイベントの2003年度集客実績が、約4万人に上ったことが分かった。同年度は12団体に補助金を交付し、イベント1回当たりの集客数は平均で3000人以上となった。市商業課は「それぞれ、一定の集客があったと受け止める。当日の売り上げ増に加え、住民に地元商店街と市場の魅力を伝える意味でも、波及効果は大きい」と強調する。

 地域商業の活性化を狙い、商店街等イベント開催支援事業として01年度から、補助金交付を開始。03年度は函館朝市協同組合連合会(イベント名・函館朝市クリスマスフェスタ)や中島町商店街振興組合(同・中島三郎助まつり)など、12団体に計341万円を交付した。

 03年度の集客実績は開催12回で計3万9000人。イベントごとに1000人から1万人まで開きはあるが、平均では1回当たり3250人を数えた。

 同課は「続けて補助を受ける団体は年々、企画に工夫を凝らし、催しの内容を充実させている」と指摘。その上で「各イベントが持つ集客力は相当ある。今後も継続した事業として展開したい」と話している。

 交付対象は市内の商店街組合や市場協同組合などで、開催費用の2分の1以下、30万円以内を上限にしている。01年度は11団体に計299万円、02年度は12団体に299万円を支出した。

提供 - 函館新聞社



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