渚亭改修、露天風呂付き客室128室に

update 2004/10/25 10:17

 湯の川プリンスホテル渚亭(函館市湯川町1、河内孝夫社長)は25日から、露天風呂付き客室を現在の65室から128室に倍増する改修工事に着手する。個人客の増加などから、同室のニーズが高まっているためで、総工費は約5億円。2005年4月の完了以降は、修学旅行生の受け入れを行わない。客単価アップで、年間の売り上げ2割増を目指す。

 同ホテルは、1973年にオープン。96年の増築、改修で、「どこもやっていないものを作ろう」と、ビルタイプのホテルとしては道内で初めて、露天風呂付きの客室65室を設けた。

 宿泊者数は年間約16万人。個人と団体客の比率は、露天風呂付き客室の導入前には6対4だったが、現在では7対3。個人旅行が増え続ける現状と、半数以上の客が予約時に同室を希望する人気の高さから、3年ほど前から改修を計画していた。

 6階建ての建物のうち、3階以上の海側の部屋108室が対象。2室をつなげて拡張したり、配ぜんスペースにするなどで15室減の93室になるが、すべてに露天風呂を設ける。工事後は全193室の3分の2が、露天風呂付きとなる。改修後は、単価の低い部屋の確保が難しくなるため、修学旅行生の受け入れをやめる。

 部屋に設ける湯船は、これまでの長方形から、正方形に近いものに変える。「外に向かい、ゆったりと足を伸ばせるようになる」(同ホテル)という。部屋の広さも、これまでより2畳多い、12畳をベースにする。

 28日には、建物内で祈願祭を開く。同ホテルは「客室数は減るが、付加価値がある部屋で、客単価も上がる。来年度は売り上げを2割上げたい」と意気込んでいる。

提供 - 函館新聞社



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