水産氷供給、猛暑で4年ぶり増

update 2004/10/25 10:16

 函館水産製氷協同組合(函館市大手町5、藤原厚理事長)は、2004年度上半期の水産氷供給実績をまとめた。上半期の供給量は、前年同期比571トン増の6549トンと、2000年以来4年ぶりに増加に転じた。同組合は、猛暑や市民の利用増が影響したとみている。

 水産氷は、主に魚介類の鮮度保持用に作られている。水道水で作るが、飲用ではない。函館市水産物地方卸売市場に隣接する同組合工場で製造。一般市民にも20キロ280円で販売している。

 全体のうち同市場の利用量は、前年同期比489トン増の1284トン。猛暑のため、水揚げされた魚介類の鮮度を保とうと、使用量が増加。イカ漁の好調も後押ししたとみられる。

 市民の利用増も引き上げにつながった。組合員以外の利用は、同52トン増の224トン。7、8の2カ月だけでも、同42トン増の128トンだった。気温が高かったため、釣りやイベントなど、屋外で遊ぶ機会が増えたことが要因とみられる。

 1日当たりでは、夏休みに入ったばかりの7月28日に同月最多の7・48トンを記録。8月最多は1日の9・60トンで、消費量の多さは夏休み期間中の週末に集中している。

 今後の動きについて同組合は「9月はイカが低調になり、ほぼ前年度並みだった。これからの季節は漁獲量に比例するので、たくさん揚がれば利用量も増える」と話している。

提供 - 函館新聞社



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