施設状況や接客態度を調査、「観光情報研究会」がバスツアー
update 2004/10/24 16:49
函館圏の観光活動を分析・研究する民間組織「はこだて観光情報学研究会」(松原仁代表)が23日、函館市内の観光名所を巡り、現在の施設状況や従業員の接客態度などを調査する「体験バスツアー」を初めて実施した。計5カ所を見学。行政機関向けに作成中の、観光施設などの改善点をまとめた提言集に、今回の調査結果も生かしていく方針だ。
函館湯の川プリンスホテル渚亭で22日に開かれた定例会議のプログラムの一つとして計画。函館市観光ボランティアサークル愛ナンバー1(加地律子会長)、函館バス(寺坂伊佐夫社長)、函館朝市の3者の後援を受けて実現した。
会員16人が参加し、午前と午後の2部構成で実施。午前中は、(1)トラピスチヌ修道院(2)市内函館山立待岬(3)北島三郎記念館(4)函館朝市―の計4カ所を回り、景勝地のPR方法や各施設の接客態度の違いなどに目を配らせた。
午後からは五稜郭タワーを訪れ、展望台から五稜郭公園付近にある駐車場の位置をあらためて確認。観光客にも分かりやすくし、利用率を向上させる案内方法などについて議論を重ねた。
松原代表は「観光バス乗客の視点から函館市内を眺め、課題もじかに感じることができた。公共交通機関の充実などの対策を講ずることで、道南観光は一層発展するはず」と期待を込め話していた。
提供 - 函館新聞社
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