続く台風で野菜が高い!、レタス1玉550円
update 2004/10/23 17:10
相次ぐ台風被害の影響で、野菜の価格上昇に拍車がかかっている。本州の不足分を、道内産で補う動きもあり、函館市中央卸売市場(函館市西桔梗町589)の卸値も高騰。最も影響が大きいレタスで、例年の5―10倍に相当する1玉410円―500円の値が付き、小売店では550円で並んだ。回復に時間がかかる産地もあり、関係者は年内は高値で推移するとみている。
台風による度重なる水害などで、同市場の取扱量は、レタスが例年の1割になる品薄状態。台風23号が本州に上陸した今週初めからは、値が5倍に跳ね上がった。漬物の時期を迎えるダイコンの取扱量も、例年の9割と少ない。同市場によると「野菜はトマト、キュウリ、ナス、ピーマンに至るまですべて高騰している」という。
小売店は苦戦を強いられている。イトーヨーカドー函館店(同市美原1)では、葉物野菜が例年の2―4倍。半分の量にするなど、単価を下げる工夫をするが、「このままいくと、品物を供給できない状況になる恐れもある」と不安を募らせる。
市民の台所・中島廉売(同市中島町)では、値札を見た買い物客が「いやー」「高いねー」と驚く姿が多数見られた。廉売内の青果店は「テレビなどの報道で高いと聞いている市民も、実際に目にすると必ず驚く。利益はほとんどない状態」とため息をつく。
提供 - 函館新聞社
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