都市エリア産学官連携促進事業商品化第1号、ガゴメせっけん「海のすこやか石けん」発売
update 2004/10/23 17:10
函館エリア(道南)で取り組む「都市エリア産学官連携促進事業」の研究成果から初めて、新商品が生まれた。道南産のガゴメ(トロロコンブの仲間)抽出エキスを練り込んだ、ガゴメせっけん「海のすこやか石けん」で、藻場造成会社の菅原海洋開発工業(七飯町、菅原俊光社長)が、22日に発売した。同事業のロゴマークを張り“函館ブランド”を前面に売り込む方針。
同事業に参加する道立工業技術センターや北大大学院水産科学研究科などの協力を得て、2003年8月に開発に着手。市内に製造メーカーがないため、函館から最も近いサティス製薬(埼玉県)に製造を依頼した。
ガゴメは、美肌や保湿、抗アレルギー効果などがあるとされる「フコイダン」や「ラミナラン」「アルギン酸」などを含有。これらの成分を独自の方法で抽出、せっけん素地に混ぜ、枠練りの製法で仕上げる。
パッケージデザインには、函館のデザイナーを起用。1個(90グラム)1260円で、販売目標は月当たり2000個。当面はインターネットで注文を受け付けるが、11月から順次、市内の土産物店などを中心に、店頭に並ぶ予定だ。
今後は、シャンプーやリンスなどの姉妹品を送り出す計画。菅原社長は「モニターの評判は上々で、これからの乾燥する季節にぴったり」と自信満々。「今後出すシリーズ品と合わせて、函館ブランドを確立したい」と意気込んでいる。
提供 - 函館新聞社
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