本年度益田喜頓賞／「女声コーラストリル」が受賞

update 2004/10/22 11:31

　函館市文化・スポーツ振興財団（山崎文雄理事長）は、本年度の「益田喜頓賞」に函館市の女声コーラストリル（西橋曜子団長）を選んだ。１１月２日午前１０時から市芸術ホールで表彰式を行う。

　同賞は函館出身の喜劇役者、益田喜頓（１９０９―９３年）にちなみ、市民の舞台芸術活動の中から優れた活動を行った団体、個人を表彰する。

　同コーラスは昨年５月に同ホールで創立１５周年記念公演を開催、プロの弦楽合奏と共演し、難曲とされているラインベルガー作曲のミサ曲を発表。音楽的にも技術的にも優れていたことが評価された。

　同コーラスの指導者で指揮者を務める大坂吉明さん（函館合唱連盟理事長）は「記念公演ではプロの弦楽奏に合わせ充実した響きを出すことができた。演出も飽きのこないように心がけ、意図したことが評価され励みになる」。西橋団長も「団員の力を結集した成果が認められうれしい」と喜びを語った。

　同コーラスは１９８８年１月に１５人で結成。９４年、９７年、０１年と全日本合唱コンクール北海道大会で金賞を獲得したほか、９７年の同コンクール全国大会（東京）で銅賞を受賞。現在３０人で活動している。

　同賞は市民会館や市芸術ホールで前年度に公演した舞台芸術活動の中から応募のあった個人、団体や、市民舞台芸術奨励事業委員からの推薦者の中から、同委員会が選考し、同財団が決定した。

提供 - 函館新聞社

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