台湾・韓国観光客誘致訪問団出発、官民一体で函館PR

update 2004/10/22 11:30

 函館商工会議所の高野洋蔵会頭を団長とする「台湾・韓国観光客誘致訪問団」(団員19人)が21日、函館空港から中華航空のチャーター機で台湾・台北市へ向かった。同団の日程に合わせて旅行代理店が募った市民約130人も同乗。官民一体となって函館をPRする。

 同団は井上博司市長、函館国際観光コンベンション協会の沼崎弥太郎会長、市議会の福島恭二議長ら、経済界、行政、議会の関係者らで構成。

 同空港へ多くのチャーター便を運航してきた同社へのお礼と、さらなる運航要請を兼ねて企画された。昨年、台湾を訪れた井上市長に対し、「函館からも訪問してほしい」との要望があり、“市民訪問”も実現。市民は観光して24日に帰国する。

 この日、同空港で開かれた出発式で高野団長は「観光客の誘致を要請するとともに、友好を深めたい」とあいさつ。井上市長は「函館の良さをPRして多くの人に来てもらうようお願いしたい」と話していた。

 一行は22日に台湾・台北市内を、24日からは韓国・ソウル市を訪れ、航空会社や旅行代理店などを回る。韓国では東亜日報(日刊紙)などでもPRする。帰国は26日。

 台湾からのチャーター便は、初めて運航した2000年の66便から年々増え続け、ことしは11月までに過去最多の513便に上る見通し。

提供 - 函館新聞社



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