元町公園整備計画、概要明らかに
update 2004/10/20 15:43
函館市土木部は19日に開かれた市緑のパートナー会議で、市立函館病院跡地の一部を加えた元町公園整備計画の素案を示した。新たに加わる敷地には、函館湾を一望する眺望ゾーンと、さまざまな用途に対応できる広場ゾーンなどを設ける考え。同部は同会議の委員から意見を募りながら、本年度内に実施設計を取りまとめる方針。
旧函館区公会堂下の現公園の西側に隣接する0・3ヘクタールを加え、拡張後の公園の総面積は約1ヘクタールになる。市は公園の拡張に向け、市土地開発公社から9月に土地を取得した。
素案では、眺望施設としての機能やオープンスペースの拡充、利用するすべての人に優しいユニバーサルデザインの導入などの視点を重視した。
市立病院跡地は斜面で南北に大きく二分されており、山側に当たる上部には眺望ゾーンを配し、小広場や休憩施設の設置などを検討している。また、海寄りとなる下部は広場ゾーンとし、市民や観光客の憩いの場をはじめ、各種イベントに対応できるスペースとして活用する方針だ。
また、現公園では車いす対応の出入り口が東側の1カ所のみだが、拡張部分には数カ所設置するほか、各所にスロープも造る予定。
このほか、跡地内にある樹木について診断し、傷みの激しい木々などを除き、可能な限り既存の自然を生かす方向で作業を進めていく。
この日は同会議の委員が現地を視察。同部は委員から寄せられた意見を集約しながら、年度内に実施設計を作り、来年度の着工、2007年4月のオープンを目指す。
提供 - 函館新聞社
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