秋サケ好調、前年同期比70%増で輸出で価格維持
update 2004/10/20 15:43
津軽海峡の秋サケ(シロザケ)定置網漁が好調だ。9月1日の初水揚げから、18日までの函館市水産物地方卸売市場での取引量は、前年同期比71%増の948・5トン。金額も中国などへの輸出が好調で、同81%増の2億852万円と高値で取引されている。
同市場の秋サケは、函館をはじめ、戸井、恵山、上磯、知内、木古内、松前などから水揚げされる。19日は約1万本、35・7トン(約850万円)が運び込まれた。
今季の1尾当たりの平均重量は3・5キロで、昨年の3・7キロより若干小ぶり。1キロ当たりの平均価格は、メスが400円、オスが100円。メスは前年並みだが、オスは前年(20―30円)の3―5倍だ。オスの高値は、昨年から始まった中国や欧州への市場拡大で、冷凍加工品の輸出量が増加したため。
水揚げ量の増加について、同市場の卸売会社、函館魚市場(函館市豊川町)は「海流の具合もあるが、これまで市場を通さなかったオスのサケが、高値のため運び込まれる量が増えたのも要因のひとつ」と考える。津軽海峡の秋サケ漁のピークは10月下旬から11月上旬。同社は「このままいけば、2000トンは超える」とみている。
提供 - 函館新聞社
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