病没者慰霊式…フランスへ兵達の冥福祈る
update 2004/10/20 15:43
函館日仏協会(関口昭平会長)は19日、函館港に入港しているフランス海軍のフリゲート艦「バンデミエール」(2600トン、ダミアン・ロルジュ艦長、90人乗り組み)の乗組員らを招き、函館市船見町の外国人墓地プロテスタント墓地と実行寺で「フランス・インドシナ艦隊病没者慰霊式」を行った。参加者は149年前に函館の地に上陸後、亡くなったフランス水兵たちの冥福を祈った。
同艦や海上自衛隊函館基地隊の護衛艦「ちくま」の乗員ら約50人が参列。外国人墓地では、1992年に建立された「函館日仏友好記念碑」を前に、式典を開催した。両国の国歌斉唱後、フィリップ・グロード神父が亡き水兵6人の魂に祈りをささげた。
ロルジュ艦長は「函館で水兵たちが受けた親切を決して忘れず、両国の親交をより深めていきたい」とあいさつ。関口会長が「今日は日本・フランス間にとって歴史的な出来事」と笑顔で応じた。両艦の艦長が同碑に献花した後、全員で黙とう。当時の水兵たちの苦労に思いをはせていた。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。