未来大2期生の就職内定率好調
update 2004/10/18 10:19
来春卒業する、公立はこだて未来大学(中島秀之学長)2期生の就職内定率が順調に伸びている。10月1日現在、83・3%で、前年同期の76・4%より6・9ポイントの上昇。同大教務課は「就職活動のノウハウを蓄積した結果。昨年度の最終内定率は97・7%で、本年度も同等かそれ以上を目指したい」と意気込む。ただ、函館市や近隣に受け入れ企業が少なく、今後は地元の就職先確保も課題となりそうだ。
同日現在で在籍する2期生は211人で、就職希望は144人。このうち、83・3%に当たる120人が98社から内定を得た。
業種別ではIT(情報技術)関連が65・8%(79人)で最多。職種別でもシステムエンジニアが70%(84人)でトップ。情報系大学としての特徴が顕著だ。
地域別では、57・5%(69人)に上った首都圏が半数以上を占めた。この後、札幌市の16・7%(20人)、函館市の6・7%(8人)が続く。就職先で見る全体の傾向は1期生と大きな変化はなく、地元の受け皿が少ない実態も変わっていない。
同課は好調の要因として、「学生、職員とも、昨年度の経験を踏まえた上で活動しているメリットが大きい。また、知名度が徐々に高まっていることも背景にあるのではないか」と分析する。
また、98社中、30社が1期生に内定を出した企業で、残る68社が新規だったことについて、同課は「学生が就職企業の信頼を得たことと、企業開拓を進めている成果ではないか」とみている。
提供 - 函館新聞社
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