七飯・樹木博士認定用の常設コースが完成…子供達の利用に期待
update 2004/10/16 10:52
【七飯】道森林管理局駒ケ岳・大沼森林環境保全ふれあいセンター(函館市駒場町)が森林環境教育の一環として実施している「樹木博士」認定プログラムの常設コースが、このほど七飯町西大沼の国有林内に完成した。道南では初となる専用施設で、ミズナラやブナなど、45種類の樹木について学ぶことができる。同センターでは多くの子供たちの利用に期待している。
樹木博士認定プログラムは、多くの人が樹木の名前を識別できるようになり、森林に親しんでもらうことを目的としたアウトドア活動のこと。認定会では、指定コースを散策して樹木の名前を覚えた後、受講者一人ひとりが名前を答えるテストに挑戦、採点結果に応じて認定書を授与する。
認定会は今年3月まで、同センターの前身となる函館分局内の庭で行っていたが、本年度の組織改変で「森林環境教育」「自然再生」の両事業に重点を置く同センター発足に合わせ、常設のコースを設置しようと整備を進めてきた。
約2ヘクタールの敷地に、自然学習コース(延長450メートル)とテストコース(同390メートル)の2コースがあり、ブナやミズナラ、アオダモなど、現地に生息する45種類の樹木について学べる。
正式オープンに先がけて14日には、地元の大沼小学校(岡田司朗校長)の5、6年31人が初めての認定会に挑戦。3班に分かれてインストラクターからの説明を聞きながら、木に触ったりして名前を覚えていった。
同センターの舘克美所長は「今後は定期的に認定会を開き、受講者を募集していきたい。夏休みには指導者の養成講座も開ければ」と話している。
常設コースオープンを記念し、19日には午後1時半から現地で植樹会のほか、大沼小児童への認定式を実施。大沼婦人会館では午前10時半から、木平勇吉・日大教授を招いての講演会を行う。
提供 - 函館新聞社
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