生と死を考える会、「第1回ホスピスボランティア養成講座」
update 2004/10/14 10:10
道南・生と死を考える会(山田豊会長)は、「ホスピスボランティア養成講座」を初めて開講する。受講生には、ホスピスの理念や役割、生死観などを学んだ後、ホスピスボランティアとして活動してもらい、終末期医療の充実に結び付ける考えだ。
同会は1996年に発足。「生と死」をテーマにさまざまな取り組みを続けている。今回は、活動の柱の一つである終末期医療の充実に主眼を置き、ホスピスボランティアの養成に着手する。
ホスピスとは、末期患者の苦痛や症状を和らげ、心身を支える専門施設。患者の自宅に医師らが訪問する在宅ホスピスもある。
山田会長は「ホスピスにとってボランティアの役割は大きい。看護や介護の場面においても、ホスピスマインドを学んでもらうことは大変意義あること」と語る。
講座では、ホスピスボランティアとして活動する上で必要な基礎知識などを5回にわたって講義。受講者は、全講座に参加でき、ホスピスボランティアとしての活動を希望する人を対象とし、講座終了後には病院や施設などへのボランティア派遣にも取り組んでいきたいとしている。
会場は、函館中央病院南棟8階講堂。時間は、いずれも午後6時半から午後8時半。受講料は各回500円。申し込み締め切りは16日。申し込み、問い合わせは、同会事務局(函館中央病院企画課内)TEL52・1231(内線292)。各回の日程とテーマ、講師は次の通り。(敬称略)
(1)21日=「ホスピスとは」山田豊(同会会長)(2)11月19日=「ホスピスボランティアの役割と心得」間島敦子(函館おしま病院・同会副会長)(3)来年1月21日=「傾聴とコミュニケーション」森山治(道教育大函館校助教授)(4)来年2月11日=「人間の生と死、日本人の生死観」水野治太郎(麗澤大学教授)(5)年3月18日=「終末期の家族への対応」堺千代(函館おしま病院、ホスピスケア認定看護師)
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。