全国植樹祭の苗を育成 「町民の森」で始まる
update 2004/10/14 10:09
【江差】2007年に苫小牧市で開かれる、第58回全国植樹祭で活用される、ヒノキアスナロ(ヒバ)の苗木作りが13日、江差町馬場山の「町民の森」で始まった。植樹祭までの約3年にわたりボランティアを中心に苗木を大切に育成する。
同日行われた苗木の植え付けには、同町の飴谷逸男助役のほか、町内でキリの木を育てる活動をしている「北の桐(きり)を創る会」(松村隆会長)のメンバーや林業関係団体などから約30人のボランティアが参加した。
同森にある「ロータリーの森」地区に苗畑を作り、町内の指導林家・坂野正義さんの指導で、高さ10―30センチほどの苗木約300本を丹念に手植えした。周辺には苗木の根を大雨や冬の凍上から守るため、モミ殻をまいた。
植樹祭までの3年間で「高さ50センチほどの立派な苗木に成長するだろう」(坂野さん)といい、参加者は「早く立派に育って欲しい」との願いを込めながら、作業に汗を流していた。
育成状況が良い苗木は、同植樹祭の会場で植樹される。また、同年に管内10町で行われる「檜山の森づくり植樹祭」などでも活用される予定という。天皇、皇后両陛下も参加して行われる同植樹祭の道内開催は1961(昭和36)年以来2度目となる。
提供 - 函館新聞社
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