農協上磯支店に強盗、４２０万円奪い逃走

update 2004/10/13 10:17

　【上磯】１２日午前１１時４５分ごろ、上磯町飯生１の新函館農協上磯支店（奥玉和美支店長）に男が押し入り、カウンター越しにガソリンのような液体入りのガラス小瓶と火のついたライターを女性職員（１９）に突き付け、「金を出せ、火をつけるぞ」と脅し、現金約４２０万円を奪い、走って逃げた。女性にけがはなかった。函館中央署は強盗事件として、男の行方を追っている。

　調べでは、男は４５―５０歳ぐらい。身長１７５センチでがっちりとした体格。黒のサングラスと白のタオルで顔を隠し、紺色のウインドブレーカーのような上着と灰色のズボンを身に付けていた。

　男は客を装い１人で来店、カウンターにいた女性職員を脅し、持ってきたビニール袋に現金を詰めさせ、逃走した。当時、店内には職員数人がいただけで、ほかの客はいなかった。

　男性職員２人が男を追跡したが、ＪＲ江差線の線路を越えた辺りで見失ったという。現場付近には、男が逃げる際に脱げた青いスニーカーや、犯行に使用した小瓶などが残されていた。

　今年、道警函館方面本部管内で発生した強盗事件の被害額としては最大。

提供 - 函館新聞社

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