元プロ野球選手、盛田幸妃さんが故郷の鹿部で野球大会
update 2004/10/13 10:17
【鹿部】鹿部町出身で、大洋・横浜、近鉄で活躍した元プロ野球選手、盛田幸妃さん(35)が9、10日、町山村広場野球場で「第1回盛田幸妃杯少年野球大会」を開いた。古里の鹿部に恩返しをしようと初開催。道南各地から集まった13チームの球児たちは、地元出身の大投手の前で日ごろの練習成果を披露した。盛田さんは「この中から、一人でも多くプロ野球選手が生まれてくれれば」と期待している。
盛田さんは鹿部小、鹿部中から函館有斗高(現・函大有斗高)に進み、3度の甲子園出場を経験。88年ドラフト1位で大洋(現・横浜)に入団、主に中継ぎとして活躍した。98年の近鉄移籍後に脳腫瘍(しゅよう)を患ったが、家族の支えと不屈の闘志で、翌年に復活登板。01年のパ・リーグ優勝にも貢献した。現在は野球解説者として活動している。
冠大会開催は、昨年9月に鹿部で野球教室を開いた際、松本豊勝町長から要請を受け、快諾して実現。優勝カップなどを自ら用意した。
開会式で盛田さんは「子供の野球人気が落ちてきたので、少しでも夢を与えられればと開いた。元気なプレーを見せて下さい」と激励。始球式では現役時代をほうふつとさせる、迫力あるピッチングを披露した。
各チームとの記念撮影では、選手たちに「優勝しろよ」「頑張れよ」と気さくに声をかけ、球児や指導者から握手攻め、サイン攻めにあっていた。
成績は次の通り。
(1)江差フェニックス(2)七小野球スポーツ少年団(3)鹿部クラップーズ、磨光クラブ ▽最優秀選手賞=成田翔伍(江差6年)▽優秀選手賞=板垣威亮(七小6年)福村朝仁(鹿部6年)▽打撃賞=斉藤一貴(江差6年)斉藤幸大(七小6年)▽敢闘賞=西谷真(磨光5年)
提供 - 函館新聞社
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