朝市無料シャトルバスが冬期間も運行決定

update 2004/10/11 10:06

 函館朝市協同組合連合会(小山和男理事長)は、函館湯の川温泉―函館朝市間を結ぶ無料シャトルバスを冬期間(11月1日―3月31日)も運行する方針を決めた。本年度スタートした新規事業で、当初は10月末までを予定していた。しかし、「利用者に好評だったことと、期間延長への関係者の熱意」(同会)から、運行継続に踏み切った。

 バス運行は同会の長年の夢で、函館湯の川温泉旅館協同組合(金道太朗理事長)の全面バックアップと、函館バス(寺坂伊佐夫社長)や多くの協力者の支えで実現。早朝時間帯の公共交通機関の利便性を高め、朝市の利用や函館観光の活性化を目的に開設に至った。

 当初は認知度も低く、客足は伸び悩んだが、日を追うごとに急増。観光シーズンを迎えた8月には月間乗客数が2000人の大台を超えるなど、9月末までに約6800人に達した。

 20日ごろをめどに関係者間で便数などの詳細を詰める予定。また、サービス向上にも一層努める方針で、乗客に「ホットミルク」を提供するなど、“心温まる”もてなしも検討している。

 同会は「『はこだてクリスマスファンタジー』などのイベントも控えており、需要は多いと感じる。すべてが初めての試みだが、利用者に喜ばれ、愛されるバスにしていけたら」と話している。

提供 - 函館新聞社



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