新規航空会社エアトランセの観光事業
update 2004/10/11 10:05
函館―帯広間の空路開設を目指す新規航空会社のエアトランセ(函館市高松町、江村林香社長)は、来年2月の就航とともに開始する観光事業の概要を固めた。函館、帯広の両市で、宿泊と市内タクシー観光をセットしたツアー(1泊2日)を3万9000円から5万9000円で販売する計画。搭乗率アップにつなげる考えだ。
12月に旅行業の免許を取得する予定で、両市の地元タクシー会社や旅館・ホテルと提携を進めており、すでに数社と合意し、近く正式に契約を結ぶ。
タクシーのルートは、両市内の一般的な名所。客の要望に合わせ、行き先を変える。ホテルはグレードの高いところを見込んでおり、高級感を演出する考えだ。
観光事業は、搭乗率を上げるのが狙いで、目標の70%に近づけるための措置。江村社長は「あくまでも本業の航空運賃で利益を確保する。ツアーによる当社のもうけをなくすことで、低価格に抑えられる」と説明する。
就航に向けては、5日からパイロットの慣熟訓練に入っており、16日からは路線訓練を始める予定。チケットカウンターは12月に開設する見通しで、カウンターのスタッフは制服を着用せず、私服で応対する計画。「全国で初めての試み。服選びは個人に任せるが、キャミソールにジーンズ姿でもいいのでは」といい、ユニークさを前面に押し出す戦略だ。進ちょく状況について、江村社長は「すべて計画より10日程度早まっており、順調そのもの」と話している。
提供 - 函館新聞社
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