全道珠算競技大会で道南の中学生が道内一

update 2004/10/11 10:05

 9月に函館市内で開かれた「第62回全道珠算競技大会」(道商工会議所連合会など主催)で、道南の中学生2人が、並み居る強豪を破り、道内一に輝いた。川村知布実さん(12)=函館西中学校1年=と岩本梨沙さん(13)=上磯浜分中学校1年=で、喜びをかみしめるとともに、一層の向上に向け、意欲を新たにしている。

 同大会は、全道の小学生から一般まで350人、うち中学生は約100人が参加。一般や高校生など、年代別に5つの部に分かれ、個人や団体で腕を競った。

 川村さんは、そろばんを使用しない「読み上げ暗算競技」中学生の部で優勝した。通い続けていたそろばん教室が閉鎖し、自宅のある船見町から、上湯川町の先生の自宅まで週4回通う努力家。現在は10―11けたの練習をしている。競技では大きなけたの暗算から始まり、8けたで最初に正解した。「いつもより調子が悪かったが勝てたので驚いた」と、思わぬ勝利に喜びもひとしお。

 岩本さんは、そろばんを使って計算する「読み上げ算競技」中学生の部に出場。週3回2時間の通常練習のほか、大会前の休日を使った特別練習で本番に備えた。7―16けたで上位4人による決勝に進み、見事制した。「地元での大会だったので調子が良かった。次の全道大会でも優勝をしたい」と、早くもV2を狙っている。

提供 - 函館新聞社



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