五稜郭車両所を一般公開

update 2004/10/10 14:51

　ＪＲ北海道の五稜郭車両所（函館市港町１）が９日、一般公開された。家族連れや鉄道ファンら約１５００人が来場。普段見ることのない鉄道の裏舞台に、興味津々の様子で構内を駆け回っていた。

　「鉄道の日」に合わせての恒例行事。人気を呼んだのは、今回初めて行われた、線路上を移動する「軌道自転車」の体験乗車。エンジン付きと人力タイプの２種類で、どちらも子どもたちの列が切れ目なく続いた。２巡、３巡し、懸命にペダルを踏む親子も見られた。

　客車や貨車を横に動かして編成を変える作業用の台「トラバーサー」では、“横に動く列車”を体験。普段とは違う方向に進む列車に「うわっ」「今揺れたよ」などの歓声が飛び交った。

　行き先表示板など、車両付属品の販売コーナーでは、慎重に品定めし、大量に購入する人も。「ＤＤ５１」などの列車を展示したほか、自由に落書きできる落書き車両もあり、カラフルなペンで文字や絵が書き込まれていた。

提供 - 函館新聞社

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