函館空港海外チャーター便、年内１０万人突破に期待

update 2004/10/9 13:34

　２００４年の函館空港海外チャーター便乗降客数が１０万人の大台に迫る勢いとなっている。函館市によると７月までの累計で、過去最多だった０３年の５万６１００人を超え、９月現在（速報値）も７万５４００人と順調に推移している。メーンの台湾客は、冬場に最も多く来函しているだけに、１０万人台達成の期待が高まっている。

　同空港の海外チャーター便乗り入れは１９７８年から。９７年までは６０００人に至らず低調だったが、９８年から伸び始めた。２０００年から北海道ブームを追い風に急上昇し、１万人を突破。０２年は４万７４００人に上り、０３年は新型肺炎（ＳＡＲＳ）流行の影響でほぼ半年間、台湾からのチャーター便が飛ばなかったにもかかわらず、記録を更新した。

　台湾客は、台北、高雄の合計で、０１年が８４・２％（３万７７００人）、０２年が７６・１％（３万６１００人）、０３年が７６・４％（４万２９００人）と大半を占める。０４年も８月までで、８１・１％（５万５２００人）と高い水準となっている。

　市は、井上市長を団長とした訪問団を組織し、２１日から市民１３０人が同乗するチャーター機で台湾を訪れ、誘致活動を展開する予定。また、潜在需要がある韓国にも足を運び、アジア客の囲い込みを目指す。

提供 - 函館新聞社

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