市内レストランシェフの奈良さんがイタリアの料理コンテストの審査員に
update 2004/10/8 10:15
18日にイタリア・トリノで開催される、フンギポルチーニ(イタリアの代表的なキノコ)を用いた料理コンテストに、函館市本通3のイタリアンレストラン「ANTICA OSTERIA DELL’ ALBA(アンティカ・オステリア・デル・アルバ)」のオーナーシェフ、奈良嘉克さん(32)が、自作料理のデモストレーションとコンテストの審査員として参加することになった。日本からただ1人の参加で、奈良さんは「日本代表という立場で気持ちが高まりますが、目いっぱい楽しみたい」と意欲を見せている。
同コンテストは、ATLピネローロ(イタリア・ピエモンテ州各県の公的観光プロモーション機関)が、世界11カ国に拠点を持つ外国人のためのイタリア料理機構、I.C.I.F(イチフ)の協力を得て開催。2006年冬季オリンピックの開催地であるトリノを世界各国にアピールしようと、ALTが9月18日から10月31日までさまざまなイベントを開いており、中でも料理コンテストとデモストレーションはメーンイベントという。
奈良さんは93年にイチフの研修に参加したほか、さらに、イチフが主催した、99年イタリア米料理コンテスト世界大会や2000年世界オリーブオイル料理コンテストでそれぞれ最終選考まで残った。イチフのゼネラルマネージャー、ブルーノ・リブラロンさんが高く評価し、さらにイチフ日本の推薦を得て参加することになった。
奈良さんは特に、コンテスト前日の17日に開かれる、審査員メンバーによるデモストレーションを楽しみにしている。約1時間の制限時間内で、現地のプロの料理人たちが見守る中、自作料理を発表するが、主催者の意向でフンギポルチーニを使い、さらに和とイタリアンを融合した料理を求められている。奈良さんは「ゴマやくずを使い、リゾットやサラダ、前菜を考えたい。現地でも手軽にできるレシピを提案できれば」と話している。
提供 - 函館新聞社
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