秋の全道高校野球/知内、釧路工破る。あすは駒苫戦

update 2004/10/8 10:14

 【札幌】第57回秋季北海道高校野球大会(新人戦)は第4日の7日、札幌円山球場で3回戦2試合が行われた。函館支部代表の知内は釧路工業と対戦、犠打や積極的な走塁を絡めてそつなく得点を重ね、8―1で7回コールド勝ちし、準決勝進出を決めた。知内のベスト4入りは準優勝し翌年のセンバツ甲子園に出場した1992年の第45回大会以来12年ぶり。大会は、8日は休養日で試合は行われず、知内は9日に円山球場で行われる第2試合で、夏の甲子園を制した駒大苫小牧と決勝進出をかけて対戦する。

 知内は、4犠打の小技や相手のスキを突いて塁を陥れ、8安打で8得点を奪う効率的な攻めを展開。投げては先発井上が釧路工打線を6安打・中山の本塁打による1点に抑え、快勝した。

 知内は2回裏、先頭の杉本が敵失と盗塁で無死3塁のチャンスをつくり、沖津優が倒れて1死、続く山口が死球で1、3塁。井上の三ゴロで3走杉本は本塁憤死したが、その間に3進していた山口が続く沖津拓の内野安打でかえり1点を先制。坂本の左前適時打と大野のバントヒットでさらに2点を加え、この回3点を先制した。

 3回にも先頭の中村の右中間3塁打、杉本の左翼線適時2塁打など2本の連続長打や野選で2点を加えるなど、毎回走者を出して攻め立て、釧路工を圧倒した。

 知内先発井上はサイドスローで相手打線のタイミングをはずす落ち着いたピッチング。4併殺を喫したまずい攻めにも助けられ、7回を6安打3奪三振の力投を見せ、2試合連続完投で4強入りを決めた。

提供 - 函館新聞社



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