両親学級、父親の参加が年々増加、育児に関する意識の変化か

update 2004/10/7 10:19

 市立函館保健所が、妊婦のいる世帯を対象に開いている「両親学級」に参加する父親が増えている。1993年度の開始当初は50人以下だったが年々増え続け、昨年度は初めて200人を突破。本年度は300人を超えそうな勢いで伸びており、同保健所健康増進課は「育児に対する父親たちの意識が変化している表れでは」と分析している。

 従来は妊婦を対象にした母親学級だけを開催していた。両親学級は「子育ては父母が一緒に取り組むことが大切。新生児の世話の基礎を学んでほしい」と始めた。

 初年度は1コースの開催で父親の参加は24人だった。その後、開催コース数の追加に合わせ、父親の数は増加。5コースにした97年度は141人、7コースにした99年度は184人を数え、昨年度は10コースに216人が参加した。

 市の出生数は過去3年間、2000人強で推移しており、割合から父親の参加率は1割を超える水準に達している。

 現在のプログラムは、各コースとも沐浴(もくよく)の練習や、腹部に重りを着ける妊婦体験などの実技講習と、専門家の話を聞く講演会の計2回。参加した父親からは「実際の子育てで、すぐ役立った」「自信を持って赤ちゃんの世話ができる」などの声が届いているという。

 本年度は月1コースの開催で、これまでは各回とも父親約30人が参加。300人の大台に乗る可能性が出てきた。

 同課は「参加した父親から口コミで広がっている面もあるよう。増加の傾向は今後も続くのでは」とみている。

 日程や参加についての問い合わせは同課TEL32・1533、ファクス32・1506。

提供 - 函館新聞社



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