函館連盟が居合道全道大会で準優勝
update 2004/10/7 10:18
このほど千歳市で行われた第34回北海道居合道大会で、函館居合道連盟(国井周明会長)が同連盟としては過去最高の準優勝に輝いた。同大会は各段者の選手5人による団体戦で争われ、選手層が厚い札幌勢が有利だが、函館は基本に忠実な安定した演武で上位に入った。国井会長や選手は「選手1人ひとりがしっかり力を出し切れた」と健闘を喜び合っている。
出場したのは、国井江利香監督(29)、初段の部に鎌田雅年(50)、二段の部に本田一美(33)、三段の部に市来弘丈(23)、四段の部に大沢久子(39)、五段の部に齋藤朋子(25)の各選手。
大会には札幌や小樽、北見などの全道各地区から11チームが出場。初段、二段の部は自由技を5本、三段以上は指定技を1本と自由技4本を盛り込んだ演武を披露し、5人の審査員が各10点満点で審査。最高点、最低点を除く得点を合計、さらに5人の総合計で順位を競った。
大沢、齋藤を除く選手は団体戦初出場。また、本田、大沢、齋藤の各選手はそれぞれ自身の段位よりも1段上の部門で挑戦した。けいこでは木刀を使用して相手と実際に刀を交わし技のイメージを高めたことが奏功、「全員大崩れせず基本通りの安定した演武ができた」(国井会長)。
昨年の大会では1―3位を札幌勢が独占し、函館は4位だった。今回も1、3位は札幌だったが見事準優勝に食い込んだ。「大会の性質上、毎年選手を確保するだけでも難しいが、いい成績を残せた」と国井会長は選手をたたえる。
初出場の本田選手は「丁寧になりすぎてしまい、力強さが足りなかったなど反省点もあるが、いい経験になった。これからもけいこに精進したい」と気持ちを新たにしていた。
提供 - 函館新聞社
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