市水族館建設基本構想策定委員会・ソフト面充実の声相次ぐ
update 2004/10/5 10:08
第6回函館市水族館建設基本構想策定委員会(会長=桜井泰憲・北大大学院教授、委員15人)が4日、市役所で開かれ、桜井会長の私案を基にした「海の生態科学館」(仮称)の展示概要や運営面について協議した。委員からは「ソフト(運営)面を充実していくことが大事」とする意見が相次いだ。次回も引き続き、施設内容やソフト面について協議する。
桜井会長私案は、目玉とする水槽(道南パノラマ大水槽)として、3つのブロック水槽を3次元的に組み合わせ、さまざまな角度から観覧できるようにする内容。3水槽では@津軽海峡の海(マグロ、サメなどの暖海性の大型魚類)Aイルカ・海鳥・コンブなどの冷水性魚類Bイカの群泳―が観察できるとしている。
同私案を基に試算された事業費は約52億円。市が想定している約30億円を大きく上回ったが、次回は事業費を約30億円とした場合の事業概要が示される予定。
委員からは「スタッフは科学的、生物学的知識を持つ人が必要」「企画部門を組織化することが大事」など、運営方法や運営部門の充実を求める指摘が複数あった。
また、「整備期間を1期、2期を分けることはできないのか」との質問に対し、工藤寿樹企画部長は「場合によっては考えられる」と述べた。
同委員会は当初、11月までの全7回の予定だったが、12月までの全9回開かれることが確認された。(吉良 敦)
提供 - 函館新聞社
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