子ども歌舞伎が特別公演、500人の観衆楽しむ
update 2004/10/3 17:27
函館子ども歌舞伎(市川団四郎主宰)の青少年のための歌舞伎特別公演(函館子ども歌舞伎後援会主催)は2日、函館市民会館で開かれた。「南都東大寺二月堂『良弁杉の由来』」と「古典演劇十種の内(うち)所作事『戻り橋』」2演目を上演、約500人の市民が舞台を楽しんだ。
団員と同世代の子供を招待しての特別公演で、3日の本公演のリハーサルも兼ねた。最初の演目「良弁杉の由来」は、母親が子を探し続け、30年ぶりに再会する物語。再会の場面では、抑揚のあるセリフの言い回しで、会場の涙を誘った。
続いての「戻り橋」は、立ち回りがある痛快な芝居。武士と美女を装った鬼女が格闘する、息詰る立ちまわりに大きな拍手が沸き起こった。
市川主宰は「きょうの公演で、歌舞伎のおもしろさをわかっていただけたはず」と、本公演への来場を期待していた。
本公演は3日午後1時から同会館で。この日の2演目に「白浪五人男」と「鴬塚誉仇討『乞食の花婿』」を加え、4演目を上演する。
提供 - 函館新聞社
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