陸自函館駐屯地記念行事・イラク派遣参加の前田3佐が講演
update 2004/10/3 17:25
陸上自衛隊函館駐屯地(函館市広野町)創立54周年・自衛隊函館地方連絡部(同)創立48周年記念行事が2日、同駐屯地で行われ、イラク南部サマワの第2次派遣部隊に参加した前田浩司3佐(41)が、現地での活動について講演した。
講演会には約250人が出席。前田3佐はサマワでの給水活動や、道路、学校などの復旧活動を大型プロジェクターを使って説明。現地での生活については「覚悟していたよりはやや快適。食事は品数が少なかったこと以外、十分だった」と、厳しい任務をさらりと振り返った。
さらに、函館名物「いか踊り」や七夕の飾りづけを現地で披露したエピソードなど、イラク人やオランダ軍との交流をユーモアたっぷりに紹介。イラク復興に向けて「道のりは厳しいが、現地の人たちの意気込みは強い。時間はかかっても、平和で力強いイラクが誕生すると思う」と期待を込め、講演を締めくくった。
記念行事では同駐屯地が一般開放され、らっぱ隊の吹奏や落下傘による降下訓練、戦闘訓練などを披露。戦車や装輪車の試乗や、装備品の展示などのイベントが行われ、多くの家族連れでにぎわった。
提供 - 函館新聞社
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