道南産米「ふっくりんこ」PR活動にぎわう

update 2004/10/3 17:24

 道南生まれのコメの新品種「ふっくりんこ」のPRイベント「穫(と)れたで!新米『ふっくりんこ』まつり」が2日、函館市内の渡島合同庁舎前庭で開かれ、新品種を求める大勢の人でにぎわった。

 ふっくりんこの周知を図ろうと、渡島・桧山両支庁などでつくる「ふっくりんこ」推進プロジェクト会議が企画した。

 ふっくりんこの新米(2キロ、500円)が販売(1人2袋、3000袋限定)されたほか、新米おにぎり試食会(先着1000人)や精米実演などが行われた。

 新米を求める長蛇の列は途切れず、販売開始30分で完売。函館市石崎の主婦、対馬登(たかこ)さん(65)は「ふっくりんこはおいしいと聞く。早速、今晩試してみます」と話していた。

 ふっくりんこは、道南農試が開発した水稲の新品種で、今年から本格的に作付けされた。渡島支庁によると、(1)良食味で低タンパク質(2)強耐冷性(3)道南の気候に適した晩生(おくて)種―などの特性がある。本年度は渡島、桧山両管内の1市8町の約80ヘクタールで作付された。

提供 - 函館新聞社



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