「クリーンおしま」余剰分の燃やせるごみ、函館市に焼却委託を打診
update 2004/9/30 10:22
ごみ処理施設「クリーンおしま」(上磯町)を運営する渡島廃棄物処理広域連合(連合長・海老澤順三上磯町長、構成13町)が、同施設で処理できなかった燃やせるごみの焼却を、函館市に打診していたことが29日、分かった。ごみの排出量が同施設の計画処理能力を超えたことなどが要因。同連合は市の回答を待っている。
同日開会した第3回知内町議会の行政報告で、脇本哲也町長が明らかにした。
脇本町長は、同施設の2003年度分の処理実績を報告。構成13町から排出されたごみの総量が4万3000トンで、当初の年間計画処理量を約5000トン上回ったとし、「焼却施設の再整備は困難で、函館市に焼却を依頼している」とした。
同連合では6月ごろ、焼却できなかった燃やせるごみの処理について、最終処分場や小型焼却炉の増設、既存施設の改修などの代替案を、構成13町の首長らに提示。いずれの案も数億円の費用を要することから、7月に市に打診したという。
連合に加盟する各町と市では、ごみの分別方法や処理手数料が異なるなど課題も多い。市環境部は「依頼を受けて内部で検討中。早急に結論を出したい」としている。
同連合は、函館市などとの合併で、同連合の脱退を希望している南茅部町に対し、ごみの持ち込みがなくなる合併後も、施設の維持運営費の7割に当たる約2億6000万円の負担を求めている。ただ、高額の支払いに同町が難色を示しており、決着を見ていない。同連合の高谷寿峰助役(上磯町助役)は「南茅部町の件とは別個の問題」としている。
提供 - 函館新聞社
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