来年の市民文化祭舞台芸術部門は益田喜頓さん原作の「案山子物語」
update 2004/9/30 10:21
2005函館市民ミュージカル実行委員会(杉野一博委員長)は29日、来年11月3日、函館市民会館での函館市民文化祭の舞台芸術部門で、函館が生んだ喜劇俳優、益田喜頓さん原作のミュージカル劇「案山子(かかし)物語」を上演すると発表した。出演者は市民から公募し、市民ミュージカルとする。来年は益田さんの13回忌の年で、杉野委員長は「喜頓さんの功績を末永く顕彰するために企画しました。13回忌の供養に」と成功を誓っている。
案山子物語は「じっちゃんかかし」と孫娘の「ペコ」が台風に乗って旅し、さまざまな国の人と交流する物語で、1994年3月に市民団体・函館ミュージカル劇場が上演した名作。出演予定だった益田さんが公演3カ月前に他界するアクシデントの中で、舞台づくりした作品となった。この作品は同10月、道文化振興条例制定記念の招待公演として、札幌JRシアターでも公演され、高い評価を受けた。
函館での市民ミュージカルは、97年以来6度目。今の時代背景に合わせ演出を一部リニューアルしたほか、益田さん作詞・作曲の挿入歌をはじめ、市民アマチュア作曲家の曲も採用している。
対象は小学3年以上の市民で、ダンス、芝居、歌など基本的な訓練をした後、来年3月ごろに配役を決めていく。
主なスタッフは、芝居担当が「劇団自由飛行館」代表のみのゆづるさん。脚本・振り付け担当は青山眞理子さん(青山眞実理子ダンススタジオ主宰)。ダンス担当は島崎啓子さん(函館ダンスアカデミー主宰)、ボーカル担当は石丸典子さん(石丸典子ピアノ・ヴォーカル教室主宰)。
同実行委は「感動を分かちあえる舞台を作っていきたい。ぜひ、参加してほしい」と呼び掛けている。
会費は毎月1000円。初顔合わせは11月27日の予定(会場未定)。応募は住所、氏名、年齢(学校名、学年)、電話番号を明記し、はがきかファクスで、市民会館内・市民ミュージカル係(〒042―0932函館市湯川町1の32の1、ファクス57・3115)に申し込む。11月1日締め切り。問い合わせは同係TEL57・3111。
提供 - 函館新聞社
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