ミニバスケットボールクラブ設立へ

update 2004/9/29 10:10

 道教大附属小学校、同中学校、同養護学校が中心となり、学校近郊の小学生を対象にしたミニバスケットボールクラブを設立する。10月7日に設立準備委員会の会合を開き、部員の募集を開始。11月に設立総会を開いて、練習などの本格的な活動をスタートさせる。スポーツ・ミニバスケットボールを通じて、同大が掲げる地域貢献を目指そうという取り組みに加え、附属中学校はバスケットボールで高い実績を残していることから、学校外にも門戸を広げての新クラブ設立は、地元のバスケットボール振興の面からも注目されている。

 国立大学の独立法人化に伴う、大学改革事業の一環。小、中学校、養護学校のいずれにもバスケットボールの指導者がいる実情や、3校ともに体育館もある恵まれた施設条件を生かし、クラブを通じた地域児童の受け皿や健全育成を図ることにした。

 対象地域は附属小学校のほか、赤川小校区にバスケットボールクラブがあることから、それ以外の近郊の中央、北美原、桔梗、昭和、北昭和、鍛神などの校区を想定。3年生以上を対象とし、いずれかの体育館で練習。附属中学校の男女バスケットボール部員もサポート役を務める。

 設立準備委員会は教職員や協力する保護者有志、地元バスケットボール関係者などで組織。7日の会合では組織体制や会則、募集要項などを改めて確認。その後文書を通じて児童を募集し、約1カ月後の11月3日に予定している設立総会から正式に活動を開始する。

 附属中のバスケットボール部は、今年の函館市中体連で男子が3連覇し、女子は6年連続の優勝を逃したものの準優勝と道南屈指の有力校。地元関係者からはより低い年代からの取り組みで地元のレベルアップにつながると歓迎する声もあり、同校にも既に父母などから問い合わせが寄せられるなど関心も高い。

 附属中学校の土谷敬副校長は「将来的には大学生や外部指導者の協力を得ながら、地域運営型のスポーツクラブに育てていければ」と話している。

提供 - 函館新聞社



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