広域循環バス「バスパ」が来月から路線などリニューアル

update 2004/9/28 10:31

 函館バス(函館市高盛町10、寺坂伊佐夫社長)と、函館市内の温泉施設で共同運行する広域循環バス「バスパ」が10月1日、運行路線などを一新する。コースを大幅に見直し、間隔を90分から60分に短縮。毎月26日を「お風呂の日」と定め、無料で走る計画で、利便性を高めニーズの掘り起こしを進める。

 バスパは、4月から始まった試験な路線で、運賃を一律200円(子供100円)に設定。各温泉と共同でスランプラリーも実施し、スタンプがたまると、入浴料や運賃が無料になる特典付き。温泉バスのイメージを定着するため、内回りを「おけ回り」、外回りを「手ぬぐい回り」と名付けた。運行開始からほぼ半年がたち、延べ2万人が利用しているという。

 新コースは、これまでより3・4キロ短い17・4キロ。五稜郭駅前を起点、桔梗町や美原、本通地区を走る。手ぬぐい回りが午前10時から午後5時まで、おけ回りが午前11時から午後6時までで、便数も10本から16本に増えた。提携施設は1カ所減ったが、2温泉が新たに加わり6施設となった。

 さらに、車両の側面にバスパと一目で分かるラッピングを施す予定で、市民へのアピールも強化する方針。同社は今後もニーズに合わせ、内容を見直していく考えで、「温泉客だけでなく、一般の路線と同様、買い物や通院などにも利用してほしい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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