桧山管内台風18号被害額、約70億円規模に

update 2004/9/28 10:30

 【江差】台風18号に伴う桧山管内10町の建物損壊や農林水産被害などをまとめた被害総額が、約69億7602万円に上ることが桧山支庁の27日までのまとめで分かった。管内では依然として港湾や森林被害の調査が継続中で、被害総額は最終的には70億円を上回るとみられる。

 このうち港湾(7件)・漁港(83件)の被害は約28億4389万円に上り、被害総額の約7割を占めた。漁船の沈没・流出が46件、破損が327件に達した水産被害は、約7億9667万円となった。

 大成町の久遠漁港では、南防波堤が高波の影響で約90メートルにわたり破損、約12億円の被害が生じた。同港では破壊された島防波堤の被害状況の調査が続けられている。奥尻町では、青苗漁港で島防波堤が破損して約3億6000万円、上ノ国町でも石崎漁港西防波堤が約150メートルにわたり倒壊し約5億円、上ノ国漁港も北防波堤の堤体約70メートルが破損、約9000万円の被害が発生している。

 住宅や公共施設など、建物の被害は504件、被害額は約2億2613万円。豆類や水稲の塩害が深刻化している農業被害は、田畑の被害面積が約7230ヘクタール、被害額は約19億3089万円。民有林の林業被害は約8885万円に上る。

 町別の被害額は、高波・高潮で漁港や道路などに大きな被害を受けた奥尻町が約19億8900万円、大成町16億6800万円となっている。大成町では、高波で破損した久遠漁港の防波堤などの被害調査が進み、被害額が大幅に増加した。

提供 - 函館新聞社



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