ロシア総領事館函館事務所が開所1周年

update 2004/9/28 10:30

 在札幌ロシア連邦総領事館函館事務所の開所1周年を記念した講演会が27日、函館国際ホテルで開かれた。関係者を含む約100人が出席した。

 函館市と同総領事館の主催。元在ウラジオストク日本国総領事館の廣瀬徹也氏が「ウラジオストク紀行 在外公館の現地での諸活動」をテーマに講演。続いてウソフ・アレクセイ在札幌ロシア連邦総領事館函館事務所長が1年を振り返り、「昨年のビザ発給件数は39件(うち観光ビザは1件)だったが、ことしの6月以降は342件(うち観光ビザ253件)に上り、1年間で目標500件を上回る650件に達した」とし、「市役所国際課などが外交官のように活動し、協力してくれるのがうれしい」と述べた。

 講演会の前には、シェフチュク・レオニード総領事とウソフ函館事務所長が市役所の西尾正範助役を表敬訪問。西尾助役は「函館もロシアとの交流に長期的に貢献しており、地方都市でも価値のある仕事ができるので、ぜひ頻繁に函館に来てください」と今後の交流に期待を込めた。シェフチュク総領事は「ロシア国民が日本の芸術や文化に関心があるのは函館の皆さんのおかげです」と、函館がロシアにとって大切な都市であることを強調した。

提供 - 函館新聞社



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