元日本代表北澤さんが講演とサッカー教室

update 2004/9/27 10:06

　２００４年度市民スポーツ講演会＆サッカー教室（函館市文化・スポーツ振興財団など主催）が２６日、函館市民体育館アリーナで行われた。元サッカー日本代表の北沢豪さんが「熱い思いを大切に！」と題して講演。自身のサッカー人生や、夢や目標を持って努力を続けることの大切さを語った。

　幼児から大人まで約２５０人が聴講。北澤さんは自身がサッカーを始めた小学生のころを振り返り、「地元大会、全国大会を経験して、『あいつに勝ちたい』と感じるライバルという物差しがあったことが、メンタル面の成長につながった」と強調。「サッカーを通じて国内外にできたライバルや仲間は一生変わらない存在」と話した。

　また、１９９４年サッカーＷ杯アジア最終予選でのいわゆる「ドーハの悲劇」についても回顧。「Ｗ杯出場に足りなかったことを縮めようと、４年がかりで必死に努力した。だから、その後の大事な試合でも緊張感を楽しみ、力を出し切れた」と語り、苦い経験を糧に成長できることを訴えた。

　講演後は小学生を対象にしたサッカー教室も行われ、参加した子供たちは一流のテクニックを間近で学んだ。

提供 - 函館新聞社

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